本日の施工例・・・ですが、
若干作業工程のご紹介をさせていただきます。
上の画像は古い襖紙を剥がし終えたところです。
これ以上は骨組がむき出しになってしまう為、剥がすのはここまで。
このまま新しい紙を貼った場合どうなるかといいますと、
表面の若干の凹凸が浮き出てしまったり、
○で囲った部分のような色の濃い部分が透けて見えてしまうおそれがあります。
そうならないために「茶チリ」と呼ばれる薄い紙の下地材を先に貼っていきます。
凹凸や濃色を優しく隠してくれます。
また、次回の貼り換え時に古い紙を剥がす作業が楽になるというメリットもあります。
準備完了!
この上から新しい襖紙を貼ります。
綺麗に貼れました♪
というわけで本日の施工例!
高貴№61
迫力ですね!
ここまで絵柄が大きいと襖のキャンパスに描かれた絵画と言っても過言ではないでしょう。
非常に存在感があり、上等な美術品のようです。
beforeの画像を撮り忘れてしまったのが悔やまれるのですが、
こちらの襖、本当に綺麗に生まれかわりました。
引手も交換していただいたので、枠以外は新品のようなもの。
作業する側としても、とても気持ちがいいです。
工程に関してのご質問や、疑問に思ったこと、いつでもお問い合わせください♪
本日の施工例です。
ご覧になると分かるとおり、
右側の襖はいわゆる並巾と呼ばれる、巾が850~900㎜の標準サイズなのですが、
左側の襖は巾がおよそ1100㎜あります。
「巾広」と呼ばれる種類です。
中には1400㎜になるものもございます。
使用する紙も必然的に巾広に対応した襖紙から選んでいただくことになります。
どのような紙が対応しているかというと、
景勝№71
こういった「総柄」と呼ばれる全面同じ模様や、無地のものが幅広に対応しております。
高貴№74
上の画像のような風景や植物などが描かれた「柄物」は、巾広には対応しておりません。
襖の巾が広がると、選択の幅はせばまってはしまいますが、それでも何十種類とございます。
お気軽にご相談ください。